2020年4月7日(火)とうとう、政府より緊急事態宣言が出ましたね。
変わらず新型コロナウィルスで、日本が、そして、世界が大変なことになっています。
移動・商売・イベント、飲食店、等、さまざまなことに自粛要請が出ているなかで、なんとか経済活動をやっていかなくてはならない。
コロナになんか負けない!
今後も商売を継続したい。
その為には、従業員の業務を徹底的に効率化して、
「会わない」「触れない」「集まらない」
を実現する仕事の方法を模索している経営者・幹部・現場の方々も多いのではないでしょうか。
以前のコラム
【受発注業務の無人化。新型コロナウィルス対策には、B2B-ECがベスト】
でも触れましたが、今回は具体的に、飲食業界に特化したB2B-ECのおススメについてのご紹介です。
Contents
- 1 業務用食材卸B2B-ECサイト 2020年上半期10選
- 2 UCCグループが運営するフーヅフリッジ
- 3 業務会員限定食材販売サイト、マーム アラモード MA`AM ALAMODE
- 4 業務用食材・食品の通販のミクリード
- 5 法人後払い決済が導入されているかどうか
- 6 法人後払い決済の使い方イメージ
- 7 業務用食材・食品の通販卸はタスカルネットショップ
- 8 業務用ネットスーパー ロコパン
- 9 プロ専用の冷凍食品メーカー アクティブ
- 10 個人も地方のお店も購入OK!業務用ネットスーパー
- 11 業務用食材・食品、割烹材料、珍味、料理用和紙・竹製品等の卸販売 共栄食品
- 12 日本食研が運営する業務用ストア
- 13 食彩ネット
- 14 業務用ネットスーパーは、まだまだこれから!
業務用食材卸B2B-ECサイト 2020年上半期10選
飲食店と業務用食材の卸売業者はとても大切な仲間です。
しかし、商談を重ねて受注した商品を配送したりする業務量の多さ、そして、営業時間帯の不規則さから、業務用食材卸売業界の人手不足は深刻です。
さらに、ここに来て、新型コロナウィルスの感染拡大と、非常に厳しい状況です。
もちろん、非常に厳しい状況には変わりありませんが、業界全体の努力として、さまざまなことに取り組んでいます。
冷凍・冷蔵技術は格段に向上し、日本全国津々浦々までの物流、配送網が発達した今、業務用食材卸のルーティン業務も、電話・FAXの発注から、ネット発注へと変わりつつあります。
ネット発注になることにより、メリット・デメリットはそれぞれあります。
まず、メリットは、
何といっても、電話注文に比べると好きなタイミングに発注できるのはポイントが高いです。そして、次に、決済・支払手段が格別に楽になる、ということです。「あの食材はこの会社」、「この食材はその会社」、という風に振込先が多岐に渡っていたのが、法人後払い決済を使うことにより決済会社へ一括で支払えば良い。これにより経理の確認業務が削減されます。
デメリットは、
今までの支払サイトで発注ができないECサイトもある、ということです。大抵「月末締め、翌月末の掛け取引」に固定されているようです。しかし、ECサイトによっては、得意先の支払いサイトをそのままに保てるところもありますので、メリットに比べるとデメリットは比較的小さな問題かもしれませんね。
さて、今回は、日本に数ある食材卸売業者の中から、2020年最新の業務用食材卸業者をピックアップしてみました。
B2B-ec.newsの話題としては、ぴったりな業界でもあります。
特選10社のサイトを掲載しますが、あくまで編集部の独断です。
飲食店の皆様は、それぞれの会社のページをご覧になって、
価格が安いのは?
品揃えは良いか?
新しい商品は?
定番品は?
発注時間は何時までOKか?
等々、ぜひリサーチに使ってみてください。
さて、ここから、編集部厳選の10サイトをご紹介いたします。
UCCグループが運営するフーヅフリッジ
・UCCグループで安心
・24時間365日注文可能
・日本最大級の品揃え
冷凍食品だけで1,200アイテム、合計で約3,200アイテム(※)の在庫を抱える業務用食材のECサイトです。
ユーシーシーフーヅのオリジナルブランド商品や、国内有名ブランドの商品も多数取扱っています。直取引に比べると、ロット数も少なめからスタートできるため、個人飲食店様にも向いています。
飲食店や事業会社の方が欲しいときに欲しい商品がすぐに見つかるお客様の『冷蔵庫』なるほど、とてもわかりやすいサイトのネーミングですね。
業務会員限定食材販売サイト、マーム アラモード MA`AM ALAMODE
・全国4,000店舗を超えるホテル・レストランが顧客
・取扱商品は正規代理店契約で購入しているため、高い基準を持ち、安定感、信頼性も高く安心
・料理人に近い立場で発想し商品をご提案する輸入食材のコーディネーター
株式会社マームが運営する業務用食材販売サイトです。
ホテル・レストランとの取引が多いという事は、圧倒的なプロの料理人からの厳しい評価を受けてなお、支持されているネットショップということになります。ホテルの料理人さんって、昔ながらの職人気質の方々が多くて、いまだに注文は、FAXと電話だろ!というようなイメージですが、どんどんネット注文をされているのですね。
しかも、サイト上に掲載された提案商品はすべてマームで実際に試作し、利便性や味わい、官能評価を実施、そのうえでコストパフォーマンスが高い商品だけをご案内しているのだから、凄い徹底ぶりです。
業務用食材・食品の通販のミクリード
https://www.micreed.co.jp/shop/
・バイヤー厳選商品、約4,000点の豊富な品揃え
・電話注文は、年中無休・深夜2時までオペレーターが受付
・利用店舗数10,000店以上の実績
・サンプルを提供
株式会社ミクリードは、「もっと仕入れを楽に!飲食店の作業効率をサポート」をスローガンとして、旬の食材からデザートまで、バイヤーが厳選した美味しい食材、約4000点を品揃えしており、なんと深夜2時まで年中無休でオペレーターが対応しているので、営業時間後でもご注文可能という至れり尽くせりの会社です。
上場会社なのも安心できますね。
法人後払い決済が導入されているかどうか
ネットも対面も、取引先との商売での支払方法は多々あります。
現金、振込、クレジットカード、法人後払い決済、代引き、等々。
基本、どれを使っても特に問題はないです。
しかしながら、ただでさえお店が忙しいのに、月末になると、何件もの振込を分けて手配しなければいけないというのは、正直面倒ですよね。
また、年に1度の決算や申告の時には、事業者として会計処理をする上で、どこで何を仕入れて、いつ、いくら払ったのか、ということをきっちり把握できていないと、後でてんやわんやになる、そんな経験をした経営者、自営業者は少なからずいらっしゃるのではないかと思います。
いろいろなECサイトで、仕入れ・買い物をしても、<支払は1カ所でOK>というのが、法人後払い決済が理想的と言われるポイントです。
そういう理想的な機能を実現している法人後払い決済として圧倒的に人気なのがPortiaPAY(ポーシャペイ)です。
法人後払い決済の使い方イメージ
例えば、
「A」という業務用食材ネットショップで仕入れ、支払方法でPortiaPAYを選びました。
そして、同時に、
「B」という業務用卸売ECサイトでも仕入れ、ここでの支払方法もポーシャペイを選択したとします。
(※ECサイトによって、PortiaPAYの名前が明記されず「掛売り決済」「請求書払い」「請求書後払い」「法人後払い」「法人月払い」などになっている場合もあります。)
そうすると、PortiaPAYが、請求書を自動でまとめてくれるので、仕入れをするバイヤーの皆さんはPortiaPAYへ1度支払いをするだけで完了します。
これは、圧倒的に便利だし、楽です。
また、与信枠についても特徴があります。
最初のご登録で購入可能金額、つまり与信枠を決定するので、与信内での取引でしたら、月に何度でもご利用可能です。他の後払い決済の場合、毎回決済与信を行う都度与信という仕組みもありますが、この場合、繰り返しの発注には当然対応できない場合が出てきます。
PortiaPAYは、お客様への初期与信枠を大きく設定することから、お得意先様からの繰り返し発注に非常に強い法人後払い決済と言えます。
まだ、B2B-ECサイトに法人後払い決済PortiaPAY(ポーシャペイ)を導入していないサイト運営者の方は、ぜひ、ご検討してみてはいかがでしょうか?
結局、バイヤーさんが便利に使って仕入れてくれないと、なにも始まらないのがECサイトですからね。
閑話休題。
では、さて、業務用食材卸売りB2B-EC 2020年 10選に戻りましょう。
業務用食材・食品の通販卸はタスカルネットショップ
・食材・資材合わせて約8,500品以上の豊富な品揃え
・14時までの注文なら翌日のお届けが可能
・24 時間・365日注文可能
業務用食材・業務用食品のことなら【タスカル】へ。
タスカルは「みんながたすかる」をキャッチコピーに全国の飲食店、宿泊施設、介護施設等の“食”の現場の仕入れ業務を応援している会社です。
電話やFAX、ネット通販により24時間365日いつでもどこでもご注文可能。電話、FAXでの受注では営業時間がありますが、ネット注文であれば、24時間365日対応なので嬉しいですね。
また、ECサイトだけに特化しているわけではなく、業務用食材卸の企業として、実店舗(プロマーケット)も、三重県に6店舗・愛知県に1店舗展開しているのは、実績がなせる業ですね。
飲食業界人気No.1の飲食店用仕入総合通販カタログ「タスカルカタログ」も無料で発刊中です。
業務用ネットスーパー ロコパン
https://locopan.jp/shop/default.aspx
・安心の三菱食品グループ
・取扱点数なんと約90,000点
ロコパンは、三菱食品グループの中で、業務用食材酒類卸売業として、高級シティホテルや高級レストラン、結婚式場、中小飲食店等に向けて食材や酒類をワンストップで配送している会社が運営している業務用食材ネットスーパーです。
2020年4月時点で、業務用食材・資材(9081点)、青果(356点)お酒(286点)直 送資材(80109点)マグロ直送(22点)と、三菱食品グループ圧巻の品揃え!
これだけの取り扱い点数があれば、ワンストップという効果が間違いなく実感できますね。
プロ専用の冷凍食品メーカー アクティブ
・利用社数18,200社
・商品数900点
・無料サンプルを用意
創業以来、安心・安全な業務用冷凍食品を、全国約18,200社のホテル・旅館・弁当・仕出し・居酒屋・老健施設など、さまざまな領域の食のプロに提供し、それらをお客様として持つ会社です。
取り扱う商品に圧倒的な自信が無いと、クローズドサイトでは展開はできませんからね。
また、14時までのご注文で当日出荷が可能なのもポイント。すぐに届くので、無駄な在庫を抱えなくて済みます。
もちろん、スマホにも対応しているので、時間と場所を選ばずご注文いただけます。
個人も地方のお店も購入OK!業務用ネットスーパー
・業務用卸専門企業が運営
・業務用のお米が充実
・バリュー会員になると取扱い全商品が通常会員よりも最大で25%OFF
関西の業務用卸専門会社が運営する業務用ネットスーパー。
さまざまな食材を取り扱っていますが、特に、業務用のお米が充実しています。
また、バリュー会員(月額3150円(税込)を毎月支払う)になると、サイト内の取り扱い全商品が、最大で25%オフになるという太っ腹なB2B-ECサイトです。
売れ筋ランキングも、種類ごとに一覧で確認できます。
業務用食材・食品、割烹材料、珍味、料理用和紙・竹製品等の卸販売 共栄食品
https://kyoei-foods.shop-pro.jp/
・2005年12月スタートとB2B-ECサイトとしては老舗ショップ
・飲食業関連のみ対応なので、プロとしては安心
・割烹料亭・ホテルから、自衛隊・学校給食まで、幅広い実績
飲食業関連に携わる法人や個人事業主が定期的に継続してご購入いただく事を条件として、業者専用の割引価格で販売しています。
割烹料亭・中華料理店・和食料理店・居酒屋・仕出し料理店等の飲食店や、プリンスホテル・かんぽの宿等のホテルや旅館、結婚式場ゴルフ場・温泉施設等、娯楽施設、航空自衛隊入間基地・介護、福祉施設等事業所給食との取引があるので、とても安心して利用できますね。
日本食研が運営する業務用ストア
https://www.nihonshokken-gh.com/
・日本食研が運営
・飲食店・事業所向け(個人のお客様は買えません)
・製造販売一貫体制
あの焼肉のたれで有名な日本食研は、年商1000億円を超える巨大企業、その会社が直接運営しているB2B専用の業務用ストアです。やはり肉料理に強い印象があります。
月ごとにおススメや特集もしているので、メニュー考案に悩んでいる際に覗いてみても良いかもしれませんね。
食彩ネット
・6,000アイテムの品揃え
・24時間365日受付
・カタログ販売も有り
食彩ネットは、食材・消耗品・厨房用品など業務用のあらゆる商材が約6,000アイテム揃う『豊富な品揃え』と『お手頃な価格』が自慢のオンライン販売サイトです。
会員登録・年会費は一切なしで、リアルタイムに商品が購入できます。
また、ほとんどすべての商品が1Pから購入できるのは、個人事業主様や小規模飲食店様などにとってはすごく嬉しいポイントですね。サンプルのお取り寄せ感覚で、気軽にお試し買いもできます。
ご登録いただいたお客様には『食彩ネット総合カタログ』を無料送付しているので、ネットだけではなく、電話・FAXで注文がしたいお客様にもおススメです。
業務用ネットスーパーは、まだまだこれから!
さて、編集部 特選の10社いかがでしたでしょうか?
個人向けのネットショップは、飽和状態が続いており、お客様に認知していただくには相当な努力が必要なマーケットになっているのはご存じの通りです。
しかし、事業者向けの業務用ネットスーパーは、まだまだこれからのマーケットです。
業務用ネットスーパーと聞くと、パッと飲食業界だけ思い浮かべてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、ホテルや旅館、結婚式場、ゴルフ場、温泉施設、娯楽施設、介護・福祉施設、等々、様々な業界で幅広く利用されていくのは、確実です。
業務用食材卸は、飲食に関わる業種にとっては、とても大切なパートナーです。
2020年4月。
奇しくも新型コロナウィルス感染拡大という未曾有の危機が人類に襲い掛かった訳ですが、これを機に、【業務でオンライン化が可能なものは、できる限りオンライン化するべきである】という風潮が以前にも増して加速するのは間違いないでしょう。
今、この時も、どこかでオンラインミーティングの商談が行われているかもしれません。
緊急事態宣言が発令されたことによって、1つの区切りの様な、うっすらとした希望の様な。
明けない夜は無い。
どんな冬もいつか終わる、そして春は必ずやってくる。
新型コロナウィルスが落ちついた(アフターコロナ)時に、商売を継続していくためにも、この記事を読んでいただいた皆様、そして、関係者の皆様が心身ともに健康であることが何より大切と考えます。
知恵を絞って乗り切りましょう!
お役に立てれば幸いです。